昨年の秋 2024年新米の収穫前頃から市場流通米が不足と成り価格が上がり始めた 当初は収穫が始まり市場にお米が流れれば価格は下がると言われていた
しかし 収穫米が流れ始めても一向に価格が下がらず むしろ年末年始に向け高騰が続いた この年の夏酷暑で全国的に不作 1〜2割減だった事から不足の状態が続き高騰が続いた
2025年に成り 政府の備蓄米放出が始まったが 一向に価格が高止まり 2023年は10kg/3500〜4000円 10年前でも2980〜3500円だった1年50円程度の上昇 お米以外の食品の物価上昇程度だった
しかしお米の高騰は1年で1.5倍・・2024年5250〜6000円 2025年には2倍の7000〜8000円近くにも成っている
価格高騰の原因は
3月の独り言でも書いたけど
@ お米の消費量が年々減少 お米が余れば価格は下落する 価格を安定させる為に 収穫量調整を測り 減反政策をして来た・・・・
A コロナが空け外国人観光者が大勢来日 日本食ブームもあり飲食店での米需要が莫大 加えて飲食店が他店との差別化を図り美味しいお米を求めた 所謂余剰米の安価な業務用米では無く 市場流通米に集中した
一般的な市場流通米の概ねはJAが集穫し調整していたが 飲食店など業務用米は仲買が契約の農家から直接買い付け流通させている
B インターネットの進化なども後押しし お米栽培農家が慣行農法では無く 減農薬や無農薬・有機栽培など銘打ちブランド米として直接販売が増えた
@はJA米 AはJAを介さない仲買による契約農家 BはJAを介さない直接販売と大きく3つの流れに変わって来ている
稲作農家は 少しでも高価に引き取ってくれる売り先を選ぶのは必然 JA離れが拡大 市場流通米が減少すれば限られた量での流通とり価格は高騰する
ここに追い討ちを掛けたのが昨年の酷暑による収穫量の減 さらに流通量に限りがあり高騰が続いている
生産量を増やす為 以前は加工用や飼料用米を生産していた農家が 流通米に移行を試みるが種籾が不足して増料の見込みが掴めないで居る為 出荷調整が続き価格高騰 高止まりしている
米価格高騰以前から 農家から定期的に求めていた(特選米・有機米・無農薬米)価格は10kg/7000〜10000円で 市場価格の1.5〜2倍近かったが 現在の流通米(慣行農法農薬や肥料を使用するお米)の価格が2倍近くの10kg/7000〜8000円位に成って居る為 消費者が農家から直接購入者が増えて居るのが現状の様だ
だったら自分でお米を作れば良いのでは?
と思う人も増えて居るそうな・・・
家庭菜園やシェア畑で野菜を使い栽培して居る人は
お米だって作れるだろう・・・と思うのかな?
「お米の自給自足は 可能?不可能?」
今回の独り言の題目に付いて考えてみましよ〜
大人一人が年間に食するお米量は概ね60kg(1俵)一般家庭は4人家族なので240kg(4俵)のお米が必要となる
1反(300坪/1000m2)の田圃で 農薬を使う慣行農法で8〜10俵 減農薬で7〜8俵 無農薬自然栽培では6〜7俵として 農業経験の無い素人が 農機具を使わない栽培すると 良く出来て8割 普通に考えれば半分程度と思う
従って 4人家族の240kgの4俵を作ろうと思うと 減農薬栽培の標準で150坪が必要 一般的な自宅の敷地は40坪程度3〜4倍の面積が必要しかも 畑では無く水が張れる田圃が必要・・・
シェア農地で田圃を貸し出して居るところは見た事が無い! 農家さんから借りる(
農家資格が無い人は農地を買う事も借りることも基本出来ない)として 田圃の区画は概ね1反300坪前後 小面積で無耕作放置田圃を見つけたとして そこで稲作に挑む事になる
1.田圃の条件120〜150坪で水が入る田圃を借りれたとして 賃料は農家なら1反1万円位(農地の固定資産税+農業用水の使用権などの費用相当)が相場だが 一般の場合は2倍程度の 2万円は毎年必要
2.田圃150坪の耕転・代掻きは人力では無理 家族総手で行っても1日では難しいと思う 探せば農機具のレンタルも有る
トラクター1日 18,000円で 田植え前の耕転・代掻き・刈取り後の秋返しの最低3回必要 田植え機1日 15,000円 刈取りコンバイン1日 50,000円 一条バインター1日 5,000円
自身でトラックのレンタルで引き取り返却する場合 トラックのレンタル トラクターや田植え機は2トン車で1日 18,000円位 バインターなど小型農機の場合軽トラ1日 8,000円位 レンタル業者に送迎を依頼すると レンタカーの5〜7割程度なので1シーズンのレンタル料は 70,000〜80,000円位必要
その他に レンタルの保険料 燃料代などが必要
3.稲苗は農協で購入できるが 多分農家資格者で農協の会員しか買えないと思う 他で購入する場合 苗箱1枚900円前後 1反300坪で20枚なので半分の10枚 9,000円位
種籾から作ると 苗トレー350円 シート100円 マット150円など10枚分 6,000円 と種籾2kg6,000円で 12,000円 2回目からはとレートシートは既に有るので 7,500円程度
田圃で育苗する場合 トンネル・発芽シートなど初回のみ 10,000円程度が必要
4.稲刈り後 お米を干す作業稲架掛け アルミ製の稲架掛け台半反用で1セット7万円前後が初回のみ必要
籾を外す脱穀機これはレンタルが有るのかな? 籾摺り機は郊外や田舎には有るけど街中はコイン精米機しか無い
1〜4の合計 初年度は 20万円前後 2回目からは12万円前後程度の経費が必要と成ります 5年継続すると仮定して
14万円前後の経費が必要と思いますお米の捕れ高240kgで10kg換算すると 5,900〜6,000円程度が掛かる計算に成ります 更に これらの経費に栽培に関わる労務費 耕運2回・代掻き・田植え・水管理数回・稲刈り・稲架掛け・脱穀・籾摺りなど 1日では無いけど延べ日数15日位の農作業 1日平均半日と考えて7日分の人件費が必要です
先の栽培経費 14万円程度に
7日分の実労働費(1日2万円)14万円で計算すると 28万円に成るので
240kgの収穫玄米で 10kg換算すると 11,000〜12,000円のお米と言う事に成ります4人家族で240kgのお米を作るのは コスト的に非常に経費が嵩みます 農地を探す 農機具をレンタルするなど費用対効果考えても 米価格高騰とは言え
市販のお米を購入する方が 安価と言えると思います
4人に家族ででは無く 仲間を募り複数人で稲作をすると考えれば 1反や1反半規模の田圃を使い 4俵240kgでは無く 7〜8俵 更に2反や2反半で10俵のお米を共同栽培すれば トラクターや農機具のレンタル経費は同じ 種籾等の消耗費は増えますが全体の経費計算すると 随分安価に収まります
そうです
腕白農園が行っている グループ兼業農家プロジェクト稲作チャレンジの方法に成ります。
腕白農園に有る農機具(トラクター・田植え機・バインター・籾摺り機・精米機など)を使い 複数人で稲作を行うプロジェクトです
必要経費は先に示した費用と粗同じ栽培経費が掛かります 加えて農園(主催者農家)が行う作業など諸費を含めても 参加者参加口数割をするので割安に収まります
プロジェクトでは 1俵60kgを1口として参加費は25,000円で行っています 10kg換算すると 4,100〜4,200円程度に成ります
実質労務費は 参加者約(正副会員)10名で分担しているので 作業量は1家族で行う栽培より 随分楽に収まって居ると思います
現在は1反半の田圃を使い 無農薬・無肥料・除草剤不使用のヘアリーベッチ稲作 参加者5名7口(7俵)
1反半は慣行農法なら12〜15俵 減農薬や有機で10俵は収穫可能ですが 目標8俵で行っています
参加希望者で待ちの方が数名 この先も希望者が集れば 0.8坪の田圃を増やし 12〜13俵(13口)を計画
栽培用用地田圃・育苗の場所・農機具など 作業の指導や指示などを円滑かつ安全性を考慮すると 10〜15名 収穫量12〜13俵(13口)がMAXと考えています