農家に成って 今まで見えていなかった事が・・沢山見えてきた・・・
新規就農するまでは 農業と言う事自体、全く知らない世界だった
農業を始める理由も 従来の仕事の愛犬の社会化施設をどうする? 老後(定年の65歳年金受給)の生活をどうする? 大規模災害有事の時・・愛犬と同行避難 愛犬との避難生活・・どうする?
無い頭をフル回転させ 考え考え・・・考え たどり着いた案が農家に成る!・・だった
消費農家に成れば 食費だけでも足しに成る 自己所有の農地なら有る程度の無理(農園の余地で愛犬の施設運営)が出来る そして広い農地なら災害時の自助避難場所にも成る 一石三鳥な案だと思った。
正直 本気で農業(一般的に言う農業全般)をやる・・・と考えては居なかったのは事実
ただやるからには 広範囲には無理でも一つに特化すればと 選んだ栽培品は葡萄栽培 その栽培法や知識を調べ研究もした 最小限の実務研修もさせて頂いた
就農を果たし農業を始め 果樹園とは別に 自家消費用の畑で路地野菜などの栽培・・・最初は家庭菜園の延長〜全くの素人だからね 化肥料や農薬も使った 農耕用の除草剤も使った・・・最初の一年は
単に素人だから 上手く育てられないと思った・・・・が 素人故 慣例農法 慣例栽培も知らないから 一から調べ四苦八苦・・・2年目も惨憺たる物・・・だった
そんな時 たまたま見つけたのがEM菌 発芽玄米醗酵酵母菌液だった 玄米や稲藁 糠等に在来菌として宿る酵母 お酒も 味噌も 藁納豆も 全てが自然由来の麹菌
昔の人 農協が発足する前人達は 現代農業の農薬や肥料を使う前の栽培法・・・昔ながらの自然栽培方法 自然由来の有機物を使い 自然界の生き物や植物との共生を 歴史からも長い年月栽培をしていた訳で 自然栽培が間違い無いと感じた。
それ以来 無農薬・無肥料・除草剤不使用で 必要最低限の耕転 草や収穫屑は土に鋤き込み 稲藁や籾殻、米糠などとEM菌 除草効果の有るヘアリベッチ 緑肥や根菌の蓮華草 コンパニオンプランツ・・・等など 自然な栽培方法を心掛けています。
自己所有する田畑も以前は無耕作地 現在管理受託している田畑も以前は放置田畑 再生し耕転 無農薬・無肥料・除草剤不使用の耕作を4年続けてきた
一部の種子や苗は 購入をして居るが 概ねは栽培品から種子を採り 次の栽培に使用 稲作も来年度からは収穫の種籾から苗床を作り田植えを計画している
今年10月に開催された「沈黙の春」60年後の現実トークセッションの題材も 農薬や肥料に関する問題の投げかけであった
現代の慣例農法は 栽培量を増やし 形や色を統一させ 市場流通の安定化を担う事と共に 農業者の生活維持が目的であった
しかし 需要欲求がもっと良い物を安い物を求める故 農業者の生活は困窮し更なる生産量品質向上を求め 農薬や肥料などの使用を拡大させた
結果 耕作地は化学肥料・農薬無しでは育たない地に そしてその弊害から自然界の生き物を減少、死滅に追い込み 更には 人体に影響は無いと言いつつ 微量の薬剤が蓄積され 明らかに人体えの影響も出ている
このままでは 未来が危ういと危機感を感じ 減農薬栽培 有機栽培に移行する農家も増えたが・・・農林水産省と農業協同組合(農協JA)との駆け引きがあり なかなか理想的な栽培には至らないのが現実
農協指導の栽培方法 減農薬など特選栽培 農林水産省認定の有機JAS以外の 無農薬・無肥料・除草剤不使用の自然栽培品の市場流通が困難なのも現実・・・
今の農業の有り方を変える為には 農業者 農協 農林水産省が・・・と言う問題では無く
消費者意識が変わらなければ 需要側が変わらなければ 供給側の農業者 農協が代わる術は無いと思う
現在は 個人消費(スパーなどで販売される品)も 大口取引の加工品用も全てに規格を定め 規格外品は 動物飼料や廃棄が主と成っている 食品ロスが拡大している
加工食品メーカー 学校給食 大規模飲食店等は、加工効率の為に機会を導入する事から 野菜などの規格が必然と生じる
一般家庭の様に 1本1個1束の手加工消費には また粉砕や潰し加工食品には 本来規格は不必要 流通規格外品で十分事足りる筈である
海外では 普通に不揃いの野菜類が販売されているにも関わらず 日本国内ではサイズも色も形も奇麗に揃った物だけが流通している そろそろ考え直す時期になったと思う
消費者が極力 農薬や肥料を使用しない、可能な限り減農薬、有機栽培の農作物を求める 故に色や形 サイズの異なる物を求める様にならないと 農家は変わらない 変われないが現実
消費者が変われば 必然と流通が変わり 農協の指導も変わる 農林水産省の指針も変わる 農薬や肥料を使用しない 減農薬や有機栽培をする農家が増える 自然な環境になる
では どうすれば消費者が変わるのか・・・・
無農薬・無肥料にすれば 収穫量も減る 形やサイズも一定しない 流通が不便になる(袋や箱が不揃い) 加工し易い物との選別 色々な点で手間が掛かる 必然と流通価格が上昇する
その分を農家に負担させれば 農家は手間の掛からない 従来の慣例農業を維持するしかないので 変わる事ができない
規格を優先する加工用に転嫁すれば 加工品が高騰するから 業者も輸入やその他に移行し 国内の農業が衰退化する
現在 規格外とされ流通しない作物を最小限にし 一般家庭用に流通させ 栽培ロスを減らし 価格を安定させることが必要
一般消費者 スパーなどで流通する野菜を 今で言う規格外にする それを好んで消費者が購入する世の中にならないと これらの問題は変わらない 変えられない
消費者が変わる事で 無農薬無肥料、除草剤不使用 減量になり 栽培耕作地が自然に戻る 食糧危機の心配が減る・・・ 消費者が変わるしかないと言う事ですよね 将来の子供達の為にも・・・・
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