腕白ファームは 果実園と愛犬の児童館の複合施設です。
パパやママが ゆったりと寛げて 楽しい笑顔に成ると
 愛犬達も安心して 穏やかになります。
ドッグフィールド腕白を 更に進化させた施設 テラスカフェ 果実産直のお店 腕白ママのワッフル もっと楽しく もっと寛げる空間の提供を目指しています。

  
sblo-top0.jpg

2022年12月17日

思うところ・・・

前回のブログ 新聞記事と しめ縄作り会の報告 の新聞記事の紹介「沈黙の春60年後の現実トークセッション」から数ヶ月・・・思うところを書きなぐってみた(今回も長いよ)

農家に成って 今まで見えていなかった事が・・沢山見えてきた・・・
新規就農するまでは 農業と言う事自体、全く知らない世界だった 

農業を始める理由も 従来の仕事の愛犬の社会化施設をどうする? 老後(定年の65歳年金受給)の生活をどうする? 大規模災害有事の時・・愛犬と同行避難 愛犬との避難生活・・どうする?

無い頭をフル回転させ 考え考え・・・考え たどり着いた案が農家に成る!・・だった
消費農家に成れば 食費だけでも足しに成る 自己所有の農地なら有る程度の無理(農園の余地で愛犬の施設運営)が出来る そして広い農地なら災害時の自助避難場所にも成る 一石三鳥な案だと思った。

正直 本気で農業(一般的に言う農業全般)をやる・・・と考えては居なかったのは事実
ただやるからには 広範囲には無理でも一つに特化すればと 選んだ栽培品は葡萄栽培 その栽培法や知識を調べ研究もした 最小限の実務研修もさせて頂いた  

就農を果たし農業を始め 果樹園とは別に 自家消費用の畑で路地野菜などの栽培・・・最初は家庭菜園の延長〜全くの素人だからね 化肥料や農薬も使った 農耕用の除草剤も使った・・・最初の一年は
単に素人だから 上手く育てられないと思った・・・・が 素人故 慣例農法 慣例栽培も知らないから 一から調べ四苦八苦・・・2年目も惨憺たる物・・・だった

そんな時 たまたま見つけたのがEM菌 発芽玄米醗酵酵母菌液だった 玄米や稲藁 糠等に在来菌として宿る酵母 お酒も 味噌も 藁納豆も 全てが自然由来の麹菌 
昔の人 農協が発足する前人達は 現代農業の農薬や肥料を使う前の栽培法・・・昔ながらの自然栽培方法 自然由来の有機物を使い 自然界の生き物や植物との共生を 歴史からも長い年月栽培をしていた訳で 自然栽培が間違い無いと感じた。

それ以来 無農薬・無肥料・除草剤不使用で 必要最低限の耕転 草や収穫屑は土に鋤き込み 稲藁や籾殻、米糠などとEM菌 除草効果の有るヘアリベッチ 緑肥や根菌の蓮華草 コンパニオンプランツ・・・等など 自然な栽培方法を心掛けています。

自己所有する田畑も以前は無耕作地 現在管理受託している田畑も以前は放置田畑 再生し耕転 無農薬・無肥料・除草剤不使用の耕作を4年続けてきた
一部の種子や苗は 購入をして居るが 概ねは栽培品から種子を採り 次の栽培に使用 稲作も来年度からは収穫の種籾から苗床を作り田植えを計画している

今年10月に開催された「沈黙の春」60年後の現実トークセッションの題材も 農薬や肥料に関する問題の投げかけであった
現代の慣例農法は 栽培量を増やし 形や色を統一させ 市場流通の安定化を担う事と共に 農業者の生活維持が目的であった
しかし 需要欲求がもっと良い物を安い物を求める故 農業者の生活は困窮し更なる生産量品質向上を求め 農薬や肥料などの使用を拡大させた

結果 耕作地は化学肥料・農薬無しでは育たない地に そしてその弊害から自然界の生き物を減少、死滅に追い込み 更には 人体に影響は無いと言いつつ 微量の薬剤が蓄積され 明らかに人体えの影響も出ている

このままでは 未来が危ういと危機感を感じ 減農薬栽培 有機栽培に移行する農家も増えたが・・・農林水産省と農業協同組合(農協JA)との駆け引きがあり なかなか理想的な栽培には至らないのが現実
農協指導の栽培方法 減農薬など特選栽培 農林水産省認定の有機JAS以外の 無農薬・無肥料・除草剤不使用の自然栽培品の市場流通が困難なのも現実・・・

今の農業の有り方を変える為には 農業者 農協 農林水産省が・・・と言う問題では無く
消費者意識が変わらなければ 需要側が変わらなければ 供給側の農業者 農協が代わる術は無いと思う

現在は 個人消費(スパーなどで販売される品)も 大口取引の加工品用も全てに規格を定め 規格外品は 動物飼料や廃棄が主と成っている 食品ロスが拡大している

加工食品メーカー 学校給食 大規模飲食店等は、加工効率の為に機会を導入する事から 野菜などの規格が必然と生じる
一般家庭の様に 1本1個1束の手加工消費には また粉砕や潰し加工食品には 本来規格は不必要 流通規格外品で十分事足りる筈である
海外では 普通に不揃いの野菜類が販売されているにも関わらず 日本国内ではサイズも色も形も奇麗に揃った物だけが流通している そろそろ考え直す時期になったと思う

消費者が極力 農薬や肥料を使用しない、可能な限り減農薬、有機栽培の農作物を求める 故に色や形 サイズの異なる物を求める様にならないと 農家は変わらない 変われないが現実
消費者が変われば 必然と流通が変わり 農協の指導も変わる 農林水産省の指針も変わる 農薬や肥料を使用しない 減農薬や有機栽培をする農家が増える 自然な環境になる

では どうすれば消費者が変わるのか・・・・

無農薬・無肥料にすれば 収穫量も減る 形やサイズも一定しない 流通が不便になる(袋や箱が不揃い) 加工し易い物との選別 色々な点で手間が掛かる 必然と流通価格が上昇する
その分を農家に負担させれば 農家は手間の掛からない 従来の慣例農業を維持するしかないので 変わる事ができない
規格を優先する加工用に転嫁すれば 加工品が高騰するから 業者も輸入やその他に移行し 国内の農業が衰退化する
現在 規格外とされ流通しない作物を最小限にし 一般家庭用に流通させ 栽培ロスを減らし 価格を安定させることが必要

一般消費者 スパーなどで流通する野菜を 今で言う規格外にする それを好んで消費者が購入する世の中にならないと これらの問題は変わらない 変えられない

消費者が変わる事で 無農薬無肥料、除草剤不使用 減量になり 栽培耕作地が自然に戻る 食糧危機の心配が減る・・・ 消費者が変わるしかないと言う事ですよね 将来の子供達の為にも・・・・
   

−−−−−−−−【 お 知 ら せ 】−−−−−−−−−−
N.A.W 腕白農業研修会
(Naughty Agriculture Workshop)

農業体験者、農業研修(就農希望)の研修生を募集中
お気軽にお問い合わせ下さい
興味の有る方は 直接農園にご来園いただき 農業(菜園・耕作・就農など)について 夢や希望をお聞かせください
来園希望される方は 農園の開園時間内であれば 特に事前連絡は不要です。
火・水曜日(定休日)を除く平日は お昼12時〜午後4時まで 土日曜日祝日は 午前10時〜午後2時頃まででお願いいたします、尚 雨天日は休園しています。 
来園が難しい方 ご意見やお問い合わせは こちらのお問い合わせホーム でお知らせください

但し、腕白ファームでは 「体験農園」の参加者を募集していますが 一般的に公開、開放、公募された「賃貸借様式の市民農園」ではありません
あくまでも 農業体験、研修、実習を目的とした施設で 腕白ファームの会員者様、農業研修会参加会者様の限定施設となりますのでご注意下さい。

腕白農園 朝採れ野菜・果樹販売情報

 


ノーティファーム(Naughty farm)ブログ


にほんブログ村 花・園芸ブログ 農園・農場へ

にほんブログ村 花・園芸ブログ 果樹・野菜農家へ

にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

Dog Field Wowpark 腕白ブログ
posted by 腕白おやじ at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 奮闘記

新聞記事と しめ縄作り会の報告

12月15日、商経アドレスに 10月8日に開催された「沈黙の春60年後の現実トークセッション」の記事が紹介されました。

12月15日付け、商経アドレス

画像クリックで大きな画像で見られます
今回のトークセッションでは 日本蛍保存会や養蜂所、稲作農業者、子育て世代のママさんが 化農薬や肥料、除草剤の危険性に付いて訴える形でトークセッションが開かれました。
私は、日本国内で犬猫飼育家庭(所帯)が22.4% 未就学児童数に匹敵される数なのに 空き地や農地で無造作に使用される除草剤の危険性をお伝えしました。

日本と言う国は 人命優先・・何事にも人、人、人間・・・で 自然界の生き物 飼育動物の生命は二の次 時には無視・・・的な政策や規制が多い
しかし 自然界の動物、虫なども 生を持つ生き物です 人の為にと犠牲になるのは現代社会ではおかしいことと思いませんか?

収穫量や形や色の維持 旬以外の時期通年にわたり野菜を市場に流通させる為 多くの化学肥料や農薬が使われています 更に 除草剤や殺虫剤までもが・・・
人には害は無い!とされますが・・・ 
微量であっても 食酢ものなどから人体には蓄積され続けています 人だけでは無く野菜を栽培する地にも 地を介し川に海に流れ魚介類にまで
このまま続けると 何年か先には 地には何も育たない 川や海の生き物まで死滅・・・食糧危機がおとづれる事も危惧されています。

今回の様なセミナーやトークセッションを介し それらを買う消費する 消費者の方に伝えて行く事は大切と思います。

12月11日に腕白農園でしめ縄作り会を開催しました。
しめ縄とは 元々は神事 『神様のテリトリーを守る印』結界として使われ 現代では神聖な場所 魔よけ的な意味合いから お正月に玄関先に飾る風習になりました。

しめ飾り

玄関用・車用・神棚用など
今回のしめ縄作りは 神事用のしめ縄では無く 縁起物 魔よけ的な しめ縄飾りを作りました。

昔はどの家庭でも 収穫した稲藁でしめ縄を編みしめ飾りを作ったそうです 現在では年末に購入し飾るのが一般的ですよね
神聖であり縁起物、魔よけ的なしめ縄飾り 農薬や肥料、除草剤を使用した稲藁 それらが微着した稲藁で編んだ物では・・・一寸違うよね
農薬や肥料、除草剤不使用の自然栽培で育てた稲の稲藁 穢れの無い稲藁で 思いを込めて願いを込めて編んでこそ 新しい年 新年を迎えるお正月に、飾るしめ縄と思いませんか
腕白農園では 毎年 収穫の稲藁で来園のお客様としめ縄を編んでいます。

一家庭のしめ縄なら 稲藁一束で十分作れます 収穫後来園者の方皆様に無料でお渡ししていますが・・・残念な事に 希望される方が少ないのが現実・・・
家内安全・家族の健康・旧年の悔い改めと来年の抱負を 商いをされている方は商売繁盛・千客万来を願い 出来合いの既製品のしめ縄飾りでは無く 農薬や肥料、除草剤不使用の自然栽培で育てた稲の稲藁 穢れの無い稲藁で 思いを込めて願いを込めて編んは如何ですか
未だ間に合いますよ・・・稲藁は沢山あります。   

−−−−−−−−【 お 知 ら せ 】−−−−−−−−−−
N.A.W 腕白農業研修会
(Naughty Agriculture Workshop)

農業体験者、農業研修(就農希望)の研修生を募集中
お気軽にお問い合わせ下さい
興味の有る方は 直接農園にご来園いただき 農業(菜園・耕作・就農など)について 夢や希望をお聞かせください
来園希望される方は 農園の開園時間内であれば 特に事前連絡は不要です。
火・水曜日(定休日)を除く平日は お昼12時〜午後4時まで 土日曜日祝日は 午前10時〜午後2時頃まででお願いいたします、尚 雨天日は休園しています。 
来園が難しい方 ご意見やお問い合わせは こちらのお問い合わせホーム でお知らせください

但し、腕白ファームでは 「体験農園」の参加者を募集していますが 一般的に公開、開放、公募された「賃貸借様式の市民農園」ではありません
あくまでも 農業体験、研修、実習を目的とした施設で 腕白ファームの会員者様、農業研修会参加会者様の限定施設となりますのでご注意下さい。

腕白農園 朝採れ野菜・果樹販売情報

 


ノーティファーム(Naughty farm)ブログ


にほんブログ村 花・園芸ブログ 農園・農場へ

にほんブログ村 花・園芸ブログ 果樹・野菜農家へ

にほんブログ村 企業ブログ 農業へ

Dog Field Wowpark 腕白ブログ
posted by 腕白おやじ at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 奮闘記