2015年12月 農地法3条の許可を得て 新規就農 農業を始めて7年目に成ります
先日の記事
食糧危機は起きる?起きない? に関連するけど・・・
転職の新規就農は、難関と言われ 相当な苦労をした・・・
親から農地を相続する者は、容易に(大学卒業後就職し全く農業に関わっていなくても)就農が出来る それも従来の職を主に農業を副業?に・・・それこそ趣味でも 農地を遊び場にも出切る・・・・・
勿論 先代からの継続者として 仕事を辞めて農業を継ぐ方も沢山みえます 志の有る方 農業が好きな方ですね。
対して 農地を持たない者が、農地を取得し 新規就農する事は、本当に困難だ
農業を副業にする事が出来ない 新規就農は農業が生業としてが基本・・・農業を継続する為に 補う副業は可能だけどね
要は 今までの仕事を辞め 2〜5年農家さんで修行をし、知識や栽培技術を習得し 農家の親方から推薦を受けで暖簾分け・独立起農業する・・・が従来の就農スタイルって事だね
過去の記事でも沢山書いているけど 本当に難しかった 幾度と心が折れそうに・・・挫折しそうになった
やっとの思いで 新規就農許可を得て 農家の仲間入り・・・・
今まで・・・農家に成る前は、気付かなかった事 実情・・・まぁぁぁぁぁぁ多くの事が見えて来た。
行政の取り組み方? 国と県・・市 自治体の取り組み方の異なり・・・
JA農協の位置関係? 仕組み・・・事業・・・農家を守る?それとも食い物にしている?・・・
農家さんの実情? 兼業農家 消費農家が多い訳・・食え無いから? 法を逆手に取り上手く遣り繰りしてる?・・・・・・・・書き出したら切がない!(詳しくは過去時記事
2015年〜
2017年を読んで下さい)
現実を知り 新規就農を志す方の支援をしたいと「N.A.W 腕白農業研修会(Naughty Agriculture Workshop)」たるものを立ち上げ 活動を始めた しかし これがまた苦難ばかり・・・・
農業を志す方 農家に成りたい 将来は農家に・・・と言う方は意外と居るんですね・・・
でも お話を伺うと・・・申し訳ないですが 志と言うより 夢・・・希望・・・空想・・・妄想・・・
現実 私の体験をお話しすると 殆どの方が心折れ 意気消沈・・・・諦められてしまう
農林水産省のホームページにも誰でも農業者には成れる と書いて有るしね こんなにハードルが高いとは知らなかった 知る術も無い・・・と落胆される
農家に成る!と言う 硬い決意や覚悟までは無く 無農薬・無肥料・有機栽培で 自家栽培の作物を食したい・・・家庭菜園の延長・・・要するに 副業農業(主8〜7対副2〜3程度) 趣味の農園の範囲・・・
農家なんて儲からないから職業にでは無く 安心で安全な食材を自分で作りたい 庭先じゃなくて ちゃんとした農地で 一家庭で必要な分で良い・・・つてのが一般的で 普通に考えたらそう成るよね
先ずは その入り口として・・・ 農業を知ってもらいたいと 一宮市民活動団体 ノーティーファームを立ち上げ活動を始めた・・・・・
収穫体験・栽培体験・田植体験・・・単発な体験会は 皆さん参加されてくれますが・・・
一畝 2畝のシェア畑の参加者となると 更に減少・・・しかもなかなかお世話が出来ない
会の運営側スタッフ 作物の世話をしたり 手伝ったり・・・までの時間は持てない・・・
中には 数人・・・理想論? 完全有機栽培・自然農に固守され 我が道を行く・・・方も
確かに 現代農法 慣例農法は有る意味不自然で 化肥料・農薬を使用するから 否定されるのは認める
本来の 昔ながらの自然栽培が一番 効率的で無理の無い 利にか成った 理想的な形だと思うけど・・・・中途半端に写るのかな?・・・難しい
農業者に成って7年・・・・ここ数年は 切り口が見えない 伝え所が判らない・・暗中模索に・・・
実際 現農家さんでさえ 新規就農の方法 農地法も余り良く知らない・・・親が祖父が農家だったからそのまま受け継いだ・・・知らないから 農地の貸し借りをしたり・・・
生産農家で農協に指導を受けたり・収穫物の出荷をする規模の農家さんでも 知らない事が多い様だ
一般の人 農業外の人には、尚更 農業とは・・・解らない事ばかりだ・・・
だって 学校で農業に付いて学ぶ機会も無いしね・・・農業が社会経済の中枢である・・・は遠い昔の事のように・・・
2021年には 教科書から 「士農工商」が消えた・・・
私たちの記憶に残っている
市農工商とは・・・
士農工商 四民ともいう 武士は支配階級として,被支配階級のうち農民は年貢納入により武士の生活を支える生産者として上位に,職人はさまざまな手工業品の生産のゆえに次位に,商人は非生産的で利を求めるので下位とされた
しかし この士農工商の 農と言われる人とは「地主」広大な農地を持ち多くの小作人を持つ人を指していた
(士農工小の語源・由来は 士とは技術者/博士など 農工商はそのまま)
小作人は 収穫した殆どを地主に地料として取られ 地主は年貢を納めていた その為小作人は 農業でだけでは食えないから 非収穫時期(冬・真夏)は内職(網を編んだり・大工の手元・加工など)や 出稼ぎ 行商をして補っていた・・・
今で言う兼業農家が殆ど・・・
百姓とは 一説に拠れば 農業者ともう一つの職業持つ人 農業以外の職が多様に渡り 百種の職 姓を持つ事から 百姓と成ったとも・・・
(百姓の語源・由来は 全ての人が色々な職業を持つ事から 庶民=百姓と呼ばれた)
後に 農業外の仕事で成功を納めた者が農業を辞め 技術者 職人となり また商人(あきんど)となり 百姓を雇用していた・・・士農工商の下に庶民である百姓が多く居たと言える・・・
現代では 武士であった者が 政治家や実業家に代わり 農は地主で資産家 地元の有力者 そして工は自動車・機械類等など大企業、 商は食料品や生活必需品など市場流通の大手企業・・・と並び中堅企業 自営業や町工場・商店・・・そしてそれらに勤める人達 小作人が いわゆる百姓 庶民と言う事だ・・・有る意味昔も今も何も変わっていない・・・
そもそも百姓とは、農業に従事する人というより、”町で必要とされる仕事を数々こなしていた大勢の人々”という意味で捉えることができる新しい時代に我々は、「自分で自分の糧をまかなえる」ことを常識としなければならない。
多くの人が本当の意味において「百姓」となる時代が来る百姓という言葉が有する本当の意味を知った時に、これからの時代が見えるかもしれない。
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N.A.W 腕白農業研修会
(Naughty Agriculture Workshop)
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